Key 折戸伸治氏 FAXインタビュー
2004/8/12

― 観鈴の《ゴール》シーンで流れた「青空」など、「AIR」では本編ストーリーの展開と音楽がお互いに高めあって、より深い感動を覚えます。これほどストーリーと音楽が強く結びついた作品は他には無いと思いますが、折戸さんにとって、ゲームにおける音楽とはどのようなものだとお考えですか?

 音楽の曲調でゲーム中のイメージって、すごく左右されると思うんですよ。
 絵(CG)、シナリオ、音楽の3つが、いかに同調しているかが重要だと思うので、
 場面を想像しながら、出来る限り盛り上げれるような曲作りを目指しています。

― 最初に「AIR」の話があった時、どのようなイメージが浮かびましたか?

 AIRの開発が始まった時は、ストーリーの深層部分までは聞かされていなかったんです。
 ですので、田舎町の、夏の話というイメージを元に、牧歌的なのんびりした曲が多くなるのかなぁ
とか思っていました。

― 「AIR」の作曲をされていた頃、お気に入りだった曲など教えていただけますか?
また、現在お薦めの曲なども教えていただけますか?

 「夢語り」は好きですね。癒される感じが気に入ってます。
 他は「神薙」とか。個人的にテクノやトランスっぽい曲が好きなんで…。

― いま振り返って「AIR」の作品は折戸さんの中でどのような位置付けの作品だとお考えですか?

 今振り返って考えると、CG、ストーリー、音楽全てがバランスよく盛り込まれ
 一番脂がのってた作品ではなかったかと思います。

― 自分が書いた「AIR」の曲の中でこれは思い入れが特にある、という曲があれば教えてください。

 やはり「鳥の詩」ですね。自分は歌曲は苦手なほうなんで、結構苦労したのを覚えています。
 編曲はI'veさんにお願いして疾走感のある仕上がりにしてもらいました。さらにボーカルのLiaさんの
 透明感のある歌声がよい具合にハマって、予想以上の仕上がりになって満足しています。

― 最後に、劇場版AIRに対して、メッセージをいただければ嬉しいのですが・・・。

 リアルタイムに、人物が動いたり表情を変えたりするのって、静止画メインのゲーム
 に比べると、受け手に与える印象やインパクトも大きいと思うんですよ。
 アニメーションならではの、ゲームとはまた違った角度からの演出などに期待しております。

― お忙しい中、ありがとうございました。

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